あしあと。

九州→関東在住。ライブラリアン。あるいてきたことを、ちょこちょこと。ふりかえったとき、自分なりの道になっていますように。

ふりかえり(2016年度)

2016.4-2017.3。

@現職場3年目。(契約年度最終年)

年度のはじめに今年度までかも、延長するかもとちらちらと匂わされていたこともあり、現在の職場の総括とその先について、見つめなやみ考えつづけた、1年だったように思います。

年末にFBで書いた
"移動が多かったけど、気持ちはずっと透明のゼリーの中に閉じ込められたような、透けて周りがみえるけどそれが手元まで届かないような、隔たりのあるもどかしい思いをずっと抱えていた。今も。それを打破したくて移動しているようなとこもあったけど。ただ今後、今年出会えたいろんなものごとが支えてくれたりじわじわと効いてきてくれるといいな、と思っている。"

年度が過ぎようとしているいま、その思いは解消されたわけではありませんが、そうやって抱えてもがいてきたことは間違いではなかったな、とは思っています。

○職場のこと。
現在の職場3年目、ということと、人事の入れ替わりで担当業務(図書受入)の古参になったので、今年度は主に他のかたの業務チェックとフォロー、手が足りなくなれば一緒にとりかかり、新刊受け入れが少ない時期は研究室戻りの図書書誌データを洗い直して整える、という作業の1年でした。
今年度退職の先生が在籍数十年、の研究室から戻される図書のなかに結構な量の古書があり、データの整備にかなり集中力を使いました・・・。
さらに面白かったのは先の古書よりもっともっと遡った、数百年前(!)の貴重本を手掛ける機会があったこと。おかげで博物館に行ってもあれより古い、とか新しい、とか比べる変な基準がついてしまった。w

今年度1年だけでふりかえってみると、人に教える、伝えるということについて考え続けたように思います。仕事の伝達やフォロー、リカバリーであったり、学生への利用指導であったり。伝えるだけではなくてそれをいかに身につけてもらうか、と。

○今年学んだこと
初夏に日経テレコンのセミナーに行かせていただき、それまで見よう見真似で使っていたのをあらためて教えていただいたことは、とても勉強になりました。
今の職場に来るまでデータベースはほぼ触ったことがなかったので、データベースを活用して情報提供!というのも弱い面がありましたが、就職支援などでやはり活用されるものなので、学べてよかった。

また今年訪問させていただいた図書館で、いくつか専門図書館を見学させていただいたことも大きな糧となりました。dlibの活動も盛んになってきていますが、なんとなくハードルが高いかな、と思っていた心理的な距離感を、中のかたたちの優しい対応が吹き飛ばしてくれました。感謝申し上げます。そしてあらためて見学させていただいて、資料の収集や保存、活用や利用の周知などについて、とても関心が深まりました。

○でかけたこと
昨年度ですが2016.2に宇佐におじゃましたこと、また4月の熊本大分地震、そこからのご縁が続いた1年でした。

2016.5 熊本御用聞き(saveMLAK)
2016.5 東京(プライベート)日比谷、霞ヶ関、築地の図書館見学(宇佐でお会いしたかたとの再会)+懇親会のご設定(またここで再会と出会い)
2016.6 saveMLAK年次報告会 熊本からY先生来訪。
2016.9 大阪(saveMLAKウィキ祭り+LDG)、伊丹やエルライブラリー、京都市動物園図書館カフェ、京都府立図書館訪問
2016.9 カボスの会(別府)
2016.10 沖縄(プライベート)恩納村、OIST、沖縄市立図書館(移転前)訪問。コザ飲み。
2016.11 九州来訪のみなさまをお迎え(5月にお会いしたかたとの再会)。九大伊都、BIZCOLI見学。
2016.12 空手家図書館員さん九州ツアーのお迎え。九大中央、福岡県立図書館見学。
2017.1 図書館海援隊熊本
2017.3 図書館総合展in福智

たくさんのかたとご一緒できましたこと、感謝いたします。

○ふりかえり、とさきのこと
一昨日(3/29)で、年休消化もあり最終日となりました。現職場、は3年間。館の規模もほどよく大きすぎず、利用者数も顔がみえる数の、居心地のよい図書館でした。仕事の担当も、これまで自分がしていなかったカタログ(書誌、目録)や利用指導、データベースなどを扱うことができ、学ぶことができました。
また、仕事に臨む態度についても尊敬できる方々に出会えたことは、今後の仕事に影響するだろうな、と。これはほんと運がよかったです。

4月から、職場が替わり
同じく大学図書館の目録担当として勤務が決まりました。
周囲の方々の薦めもあり、某国立大にて勤務いたします。(ご一緒します方々、よろしくお願いいたします)これまでの経験を活かしてお役にたちたい、というのと、新たに出会う知識やものごと、をまた吸収していけたらなあと。

替わる節目でさまざまな選択もあったのですが。
ご縁もあり、また自分の今の関心もあり、このような道を選びました。
職場が替わるということもあり先行きはまだ見えていませんが、今より少しゆとりのある勤務体制になるので(入ってみないと実態はわからないけれど)、一度心身共に仕切り直して動いていこうかな、と思っています。ゆとりができたぶん、英語の勉強/古文書の勉強(丁度セミナーが開催されて気になっている)/手付かずの読書、等取り組めたら。
あとは健康管理を。
そんなところで。来年度、臨みます。