あしあと。

九州→関東在住。ライブラリアン。あるいてきたことを、ちょこちょこと。ふりかえったとき、自分なりの道になっていますように。

初ウィキペディア編集、wikipedia TOWN参加。

2年前の総合展でフォーラムを聴いたまま、いつかまた振り返ると書きつつ
そのままにしてたwikipedia town。
2015図書館総合展をふりかえる。 - あしあと。


忘れてしまってたわけではなく、細々と動向を追ったりはしてました。
京都や長野、尾道などの場所で開催されるたびに
参加してみたいなあと思いながらも居住地より遠く、足を運べずにいました。

この2年で図書館界隈ではトレンドになりましたね、
今年ついにライブラリーオブザイヤーの優秀賞にも。
Library of the Year 2017 - IRI:知的資源イニシアティブ


そんな中、ついに九州福岡でも開催されることになり、
興味津々で参加してきました。
福智町の歴史・文化まち歩きプロジェクト~自分のチカラで世界中にタカラ発信!~ : 福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」

また、ふくちに先だって、
福岡市の博多工業高校でこのようなイベントも。
【満員御礼】インターネット上の百科事典 ウィキペディアを知りつくそう!

こちらのほうが日にちが先だったので、時系列で概要や感想など。

平日18時からの開催にも関わらず、参加者が多く賑わいました。
(私は仕事上がりの向かいで市内の渋滞に巻き込まれ、少し遅れての参加でした)

ウィキペディアとは何か?ということをあらためて説明いただくのと、
その信頼性、編集におけるルール、実際の編集の手順など。
編集入門編としてあらかじめ加筆が必要なページを用意して頂いていて、
その参考文献を探し、入力する、までのワークショップ。

感想。
あらかじめ資料を用意いただき、講師の方がテンポ良く仕切ってくださったおかげで、
参考文献の加筆まで行き着くことができました。
2時間、時間を取って下さってたのですが、
あの大人数でだいたい全員が作業を完了させたのは、やっぱり進行がスムーズだったからだと思います。慣れてないと大変だと思う。
説明時に使われてたパワポの資料もわかりやすかった。
www.slideshare.net


講師をしてくださった海獺さんのブログも。
raccowikipedia.hatenablog.com
懇親会のスイス料理美味しかったな。

そして。
福智町の歴史・文化まち歩きプロジェクト~自分のチカラで世界中にタカラ発信!~ : 福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」

ふくちのちに行くのは3月の図書館総合展イン福智をきっかけに数度目なのですが、
だいたいいつも直方駅前の魁皇に挨拶してから行きます(直方出身らしい)
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魁皇博之 - Wikipedia


へいちく(平成筑豊鉄道)はのどか。
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平成筑豊鉄道 - Wikipedia


さて、ふくちのち。
参加することになってから知ったのですが、今回のイベントは
ウィキペディアタウン(WPT)だけでなくもうひとつ、まち歩きを反映させるものとして
オープンストリートマップ(OSM)という作業も同時開催でした。
どちらもまち歩きをして、その特徴をデータに記していくもの。
ただし今回はどちらかの作業を選択して行うイベントだったので、私はウィキペディアタウンを選びました。
説明聴いてたら、OSMもやってみたくなった。次回ぜひ。

この日の流れ。
朝イチ集合、WPTとOSMの説明をそれぞれの講師の方にしていただき、
どちらを担当するか挙手でチーム分けして、お題となった町内の名所に向かう。
(ここからはWPTチームの内容のみ→)名所にてガイドの方や役場の方にご案内いただき、説明を聴き、写真を撮り、質疑応答。
午前ここまで。

昼ごはん。(ふくちのち内の、としょパンプレート!)
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午後。
お題編集。今回は新規作成(それまでウィキペディアには存在しなかったもの)を。
新たに登録するということで、まず記入する項目をざっくりと作成したのち、
各項目をさらにチーム内で分担して、加筆していく、というもの。

できあがったのはこちら。
九州日立マクセル赤煉瓦記念館 - Wikipedia


感想。
先日の参考文献だけの作業よりパワーアップし、
それまでなかったものを作成し編集していく作業は、
楽しくはあったのだけれど、どちらかというと悩み、簡単じゃないなと感じました。
ウィキペディアの認知度を知っているだけに、
この文章の書き方でいいのか、語彙が不足してたり意味が通じなかったりしないか、
また参考文献から引用するにしても丸写しはダメだと教えられたので
どう書こうか、ということを散々唸ってしまい。
また、参考文献を入力することが全く上手くいかず(入力の式に手こずり)
ずっと真顔で作業していたら怒ってるの?と尋ねられたり。

イベント時は大勢でする作業なのだから、周囲にも気を配らなきゃなあと反省したり。
(後でそれをぼやいたら、集中することは悪いことではない、とフォローされましたが。)
とにかく書き方の技術が身についてないので余裕がなく、手放しで楽しめた、というよりは
面白かったけど難しかったなあ、慣れたら楽しいのかな、というのが正直な感想。

それでもなんとか完成させ、自分が入力した箇所が反映されたときは嬉しかったです。

完成(というか加筆修正可能、なのでこの日の完成版ですね)後、それぞれの成果を発表し、拍手で讃えあい、イベントは終了。

懇親会にて講師の方々、開催者の図書館の方々に御礼を言い、帰宅しました。

この日の海獺さんのブログ。
raccowikipedia.hatenablog.com
あらためて、講師の海獺さん、坂ノ下さん、日向先生、高校でのイベントをお世話くださった高瀬さん、ふくちのちの鳥越館長及び司書のみなさん、ガイドをしてくださった福智町のみなさま、お世話になったウィキペディアンのみなさま、ありがとうございました。


そののち。
何かの検索でwikipediaを覗いたとき、この項目は参考文献があるだろうか、とか、
このwikipediaのページは記述が足りないなあ、と思うようになりました。

現在実はひとつ編集中なのだけど例のごとく記述のしかた(文章、文法、式)全部をこれでいいのかなーと悩みながらなので亀の歩みのよう。
いつかは慣れるんだろうか。。。

でも慣れたら、自分でも地元でウィキペディアタウン、してみたいのです。
それは、初めて話を聴いた2年前からの(おぼろげな)目標。

とりあえずは慣れなきゃな。